記念すべき第一回目の香話。
今回は香司(こうし)のお話。
私は香司を職業としていますが、そもそも香司とはなんでしょう?
聞きなれない方の方が多いのではないでしょうか。
読んで字のごとく「香りを司る」者。
お香の調合から完成までの全ての工程を担うお香の職人、エキスパートのこと。
センスや知識、経験をフル活用してお香制作に挑む人のことです。
香司となった今でも、日々勉強の毎日です。
数多の香原料を嗅ぎ分け、組み合わせを考え、効果効能を試す・・・
香司になるための勉強は、調合だけではありませんでした。
日本史から世界史に至るまで、お香の世界はとても古く深いものです。
実は身近で何気なく発している言葉にも香が関係していたり、驚くべき効果があったり。
「くゆりや狼月」のHPでは、無限に広がるお香の世界をご紹介させて頂きます。
多くの方にお香を身近に感じて頂き、お香の素晴らしさを知って頂きたいと思っております。
皆様に香福が訪れますように!